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2005.02.13

「邪馬台国」机上の私論:006

(2005年3月28日改訂、下線部) 目次

第一章.「魏志倭人伝」とは

二.「三国志」の編纂と、その前後の関連書籍について

 「魏志倭人伝」を含む「三国志」の成立前後に出された関連書籍の状況を、諸研究の到達に沿って概要を見ていく。「魏志倭人伝」を読み解く上で大事な資料となる。

「三国志」の編纂前の歴史書
  「三国志」に先行する歴史書については、「史記」・「漢書」・「魏書」・「魏略」・「魏史」・「呉書」などがあり、陳寿も編纂の際に参考にした可能性は高いと思われる。

「三国志」の編纂
 「三国志」は、西晋の時代の太康年間(編年:280〜289年)にかけて陳寿により編纂されたと言われている。なお、陳寿の自筆本(原本)は現存しないとされている。 

「三国志注」の完成
 宋の時代(429年)に、裴松之により「三国志」の「注」が完成。この「注」を含む「三国志」がその後、歴代王朝によりいくつかの木版本が刊行される。

「紹興本」について
 前記の木版本の一つの「紹興本」が、南宋時代(編年:1131年〜1162年)に刊行された。現存最古のものとされている。

「紹煕本」について
 前記の木版本の一つの「紹煕本」が、南宋時代(編年:1190年〜1194年)に刊行された。現存しておらず、この系譜をひく「慶元版」(編年:1195年〜1200年)とも言われるものが現存している。なお、「紹煕本」の写真画像とされているものは、この「慶元版」であると思われる(本ブログ注)。

「三国志」の編纂後の書籍
 「三国志」編纂以後に出された書籍には、「後漢書」・「梁書」・「晋書」・「隋書」・「北史」・「翰苑」・「通典」・「太平御覧」などがある。「三国志」からの引用を記載しているものもある。

「三国志」関連の倭側の書
 「三国志」以降に成立した倭側の書として、「古事記」「日本書紀」などがある。「三国志」を参考にした可能性がある。



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