「邪馬台国」机上の私論:011
(2005年3月28日訂正、下線部) 目次
第一章.「魏志倭人伝」とは
四.「紹興本」と「{紹煕本}」について
両文書の相違点
・版型が基本的には、両文書とも見開きで19文字×20行の形式になっているが、「{紹煕本}」においては、1行だけ20文字になっている。
・注及び見出し等を除く総字数は、「紹興本」で1986文字、「{紹煕本}」で1984文字となっており、その違いは「紹興本」において「諸國諸國」となっている所が「{紹煕本}」では「諸國」となっている事に依る。
・「紹興本」での「對馬國」が、「{紹煕本}」では「對海國」となっている。
・「紹興本」では、文章の大段落での区切りは改行のみで、「{紹煕本}」では、1行の見出しが記載されている。
考察
両文書を比べてみて明らかなのは、版型(19文字×20行)も含めてほとんど同一文書だと言えるぐらいに似ており、主だった相違点は誤差の範囲内の事としても差し支えがないと思われる。
そのことは、両文書とも元になった文書からの写し取りがかなりの精度であった事の一つの傍証ともなる。
両文書に違いが有る事は、どちらか一方または双方に写し間違いがある事を意味する。
両文書で全く一致している箇所は、少なくとも元になった文書が同一あるいは同等のもので有る事を意味する。なお、「{紹煕本}」が「紹興本」の写しの場合は、その限りではない。
両文書で全く一致している箇所内での誤植が有るとすれば、その誤植はそれぞれの元の文書そのものに誤植が有る可能性が高い事を意味する。例えば、両文書とも全ての箇所で、「邪馬台国」の表記が「邪馬壹國」になっているが、もし「壹」が誤植ならばすでに元の文書に誤植があった可能性が高いと言える。なお、「{紹煕本}」が「紹興本」の写しの場合は、同様にその限りではない。
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第一章.「魏志倭人伝」とは
四.「紹興本」と「{紹煕本}」について
両文書の相違点
・版型が基本的には、両文書とも見開きで19文字×20行の形式になっているが、「{紹煕本}」においては、1行だけ20文字になっている。
・注及び見出し等を除く総字数は、「紹興本」で1986文字、「{紹煕本}」で1984文字となっており、その違いは「紹興本」において「諸國諸國」となっている所が「{紹煕本}」では「諸國」となっている事に依る。
・「紹興本」での「對馬國」が、「{紹煕本}」では「對海國」となっている。
・「紹興本」では、文章の大段落での区切りは改行のみで、「{紹煕本}」では、1行の見出しが記載されている。
考察
両文書を比べてみて明らかなのは、版型(19文字×20行)も含めてほとんど同一文書だと言えるぐらいに似ており、主だった相違点は誤差の範囲内の事としても差し支えがないと思われる。
そのことは、両文書とも元になった文書からの写し取りがかなりの精度であった事の一つの傍証ともなる。
両文書に違いが有る事は、どちらか一方または双方に写し間違いがある事を意味する。
両文書で全く一致している箇所は、少なくとも元になった文書が同一あるいは同等のもので有る事を意味する。なお、「{紹煕本}」が「紹興本」の写しの場合は、その限りではない。
両文書で全く一致している箇所内での誤植が有るとすれば、その誤植はそれぞれの元の文書そのものに誤植が有る可能性が高い事を意味する。例えば、両文書とも全ての箇所で、「邪馬台国」の表記が「邪馬壹國」になっているが、もし「壹」が誤植ならばすでに元の文書に誤植があった可能性が高いと言える。なお、「{紹煕本}」が「紹興本」の写しの場合は、同様にその限りではない。

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