2005.02.21

「邪馬台国」机上の私論:008

(2005年2月21日掲載) 目次

「魏志倭人伝」とは

三.「邪馬台国」検討のための基本文書の選定について

 これまでの邪馬台国論において、検討対象とされた「魏志倭人伝」は、主として「紹興本」と「紹煕本」が用いられてきた。本私論においても、両文書を基本文書とし、その他インターネット上にて閲覧可能な書籍・文書を参考に検討を進めていくことにする。

 なお、その両文書は、
サイト「大論争」の基礎資料(魏志倭人伝)ページ
http://www.netlaputa.ne.jp/~andreus/page01/a003.html
に掲載の写真画像を元に、本私論独自に作成した文書を活用するものとする。また、掲載画像の「紹煕本」とされるものの出典が不明のため、「紹煕本」とされるという意味で「{紹煕本}」と、これ以後は記載する。

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2005.02.18

「邪馬台国」机上の私論:007

(2005年2月21日改訂、下線部) 目次

表−1 魏志倭人伝(「三国志」)関連書籍略年表

書籍名年代中国王朝名
史記前91年頃前漢
漢書82年頃後漢
三国志3世紀末西晋
三国志裴注429年南朝宋
後漢書432年頃南朝宋
宋書488年南斉
梁書636年
隋書636年
晋書648年
北史659年
翰苑660年頃
古事記712年
日本書紀720年
通典801年
旧唐書945年後晋
太平御覧983年
新唐書1060年
三国志「紹興本」1162年
三国志「紹煕本」1194年



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2005.02.13

「邪馬台国」机上の私論:006

(2005年2月21日改訂、下線部) 目次

「魏志倭人伝」とは

二.「三国志」の編纂と、その前後の関連書籍について

 「魏志倭人伝」を含む「三国志」の成立前後に出された関連書籍の状況を、諸研究の到達に沿って概要を見ていく。「魏志倭人伝」を読み解く上で大事な資料となる。

「三国志」の編纂前の歴史書
  「三国志」に先行する歴史書については、「史記」・「漢書」・「魏書」・「魏略」・「魏史」・「呉書」などがあり、陳寿も編纂の際に参考にした可能性は高いと思われる。

「三国志」の編纂
 「三国志」は、西晋の時代の太康年間(編年:280〜289年)にかけて陳寿により編纂されたと言われている。なお、陳寿の自筆本(原本)は現存しないとされている。 

「三国志注」の完成
 宋の時代(429年)に、裴松之により「三国志」の「注」が完成。この「注」を含む「三国志」がその後、歴代王朝によりいくつかの木版本が刊行される。

「紹興本」について
 前記の木版本の一つの「紹興本」が、南宋時代(編年:1131年〜1162年)に刊行された。現存最古のものとされている。

「紹煕本」について
 前記の木版本の一つの「紹煕本」が、南宋時代(編年:1190年〜1194年)に刊行された。現存しておらず、この系譜をひく「慶元版」(編年:1195年〜1200年)とも言われるものが現存している。なお、「紹煕本」の写真画像とされているものは、この「慶元版」であると思われる(本ブログ注)。

「三国志」の編纂後の書籍
 「三国志」編纂以後に出された書籍には、「後漢書」・「梁書」・「晋書」・「隋書」・「北史」・「翰苑」・「通典」・「太平御覧」などがある。「三国志」からの引用を記載しているものもある。

「三国志」関連の倭側の書
 「三国志」以降に成立した倭側の書として、「古事記」「日本書紀」などがある。「三国志」を参考にした可能性がある。



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2005.02.12

「邪馬台国」机上の私論:005

(2005年2月13日改訂) 目次

「魏志倭人伝」とは

一.「魏志倭人伝」の呼称について

 「邪馬台国」論の始まりも、先人諸氏が拠り所とする文書も、一般に「魏志倭人伝」と言われている文書である。しかし、周知の通り「魏志倭人伝」は、ある文書(史書)の全体から見て、ごく僅かな部分を占めるに過ぎない文章である。

 また、その文書は一般に「三国志」と言われているが、その写本の編纂時に「三国志」呼ばれるようになったと言う説もあり、元々の著者とされる陳寿が、その全体を「三国志」と題したかどうかは定かではない。

 この様な事情や、元々の文書が句読点や表題もない(?)極超長文と言われるような形態であることもあり、「魏志倭人伝」の詳細な呼称は幾つかあるが、広く使われている名称として「三国志魏書巻三十烏丸鮮卑東夷伝倭人(の条)」を例示しておく。

 なお、本私論では、以上の事をふまえた上で、万人の知るところの「魏志倭人伝」の呼称を使用していく事とする。



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2005.02.11

「邪馬台国」机上の私論:004

(2005年2月11日掲載) 目次

参考サイト(ページ)

凡例(順不同)
サイト(ページ)名
 ソース(TITLEタグ)に記載のタイトルを基本とし、不明の場合は当方の責任で掲載。
URL
 参考時(下記)の時点でのURL
掲載日
 該当サイト(ページ)を本ページに掲載した日

中村学園大学図書館
http://www.lib.nakamura-u.ac.jp/
2005年2月11日

ALEXの書斎
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alex-x/genkan/index.html
2005年2月11日

日本建国史(大和王権成立の時)
http://www.max.hi-ho.ne.jp/m-kat/nihon/index.html
2005年2月11日

古代史獺祭
http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/index.htm
2005年2月11日

邪馬台国とは何だろうか?
http://www.geocities.jp/thirdcenturyjapan/index1.html
2005年2月11日

邪馬台国の研究
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/rendaizi_yamataikokunokenkiyu.htm
2005年2月11日

古代史
http://boat.zero.ad.jp/~zaw10107/
2005年2月11日



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2005.02.10

「邪馬台国」机上の私論:003

(2005年2月21日改訂)

目次

ことはじめ

掲載心得
 方法論/計画概要

参考サイト(ページ)

「魏志倭人伝」とは
 一.「魏志倭人伝」の呼称について
 二.「三国志」の編纂と、その前後の関連書籍について
  表−1 魏志倭人伝(「三国志」)関連書籍略年表
 三.「邪馬台国」検討のための基本文書の選定について



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2005.02.08

「邪馬台国」机上の私論:002

(2005年2月10日改訂、下線部) 目次

掲載心得

 「邪馬台国」机上の私論を不定期連載するに当たり、基本的な私論構築の方法論、私論構築の計画概要などについて、まず最初に明示しておく。(後日、改訂時にこの記事に於いて更新の予定。)

方法論(2005年2月10日現在)

私論構築のための原資料については、インターネット上にあるサイトのページを参考にする。

各サイトの資料価値の評価においては、公的サイトと私的サイトの区別はしない。

その原資料の妥当性の判断は、主として複数サイトの比較検討により判断をする。

「邪馬台国」の比定を目指すが、結果として比定不能になる場合においても、この様な研究の方法論の存在提示ができれば良しとする。

「物事の発展を対立物の闘争として捉える。」による方法論を、可能な限り様々な検討対象に対して、機械的に適用して考える事を試みる。(その方法論の正否を確かめることではなく、その事により新たな発想が生まれれば良しとする。)


計画概要(2005年2月10日現在)

いわゆる「魏志倭人伝」そのものについての吟味・検討

「魏志倭人伝」記載の事項と、これまでの科学的成果との整合性の検討
例えば、各国名の比定、各国の位置比定、銅鏡問題などなど

以上を当面の課題とするが、これとて先人による膨大な研究があり、そのすべてを遂行できるかは保証の限りではない。

また、検討順序及びその結果のサイト掲載の順序は、必ずしも「魏志倭人伝」の叙述順序とは一致するものではない。

検討結果については、適時、本サイトにて掲載。なお、私的都合により長期中断及び中止もあり得る。
(検討結果は、その時点での私論の到達点であり、その後の進行により訂正・破棄もあり得る。)

検討の進行に応じて、掲載済みの事項について改訂を随時行っていく。最新の改定点については下線を付し明示する。

注) 本ブログは、コメントは受け付けておりますが、必ずしもご返事はできるとは限りませんので、あらかじめご了承下さい。よって、ご異論についての反論も基本的にはいたしませんので、できますればご異論につきましてはご容赦願えれば幸いです。



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2005.02.05

「邪馬台国」机上の(デスクトップ)私論:001

(2005年2月10日改訂、下線部) 目次

ことはじめ

 「邪馬台国」に関して、ズブの素人から学者まで様々な論文・エッセイなどが、巷には数多く存在する。それは、肝心の「邪馬台国」が発見されていないからだ。その本当の読み方さえ「確定」してはいないのだ。

 もともと、「邪馬台国」と言う国名は、「魏志倭人伝」という二千字余りの古文書、それも原本ではなく後世の人々により写し取られた写本に記載されているに過ぎない。しかも、日本の文献ではなく外国の文献だ。

 そうした不確かな事が、ある意味では素人と玄人が、少なくとも私的な意見としては対等に論を闘わせる背景を作っている。おそらく、こうした状況は「邪馬台国」の考古学的物証が得られない限り、続いていくだろう。

 そうした状況の下、若い頃から考古学に関心を寄せていた事もあり、その論争の極々末席に加えていただこうと、当私論を展開する運びとなった。

 ただ、金無し暇無し、なおかつ才無しの凡人の為せる業、文献を購入してのつぶさな研究、候補地へ訪れての現地調査は、はなはだ難しい。

 そこは、インターネットが盛んなご時世、私見の拠り所を主としてネットがもたらす情報だけを駆使して、この大それた挑戦を開始する事にした。

 ネット情報は、その真偽をはかるのは、それなりの技量・知識などがいるが、そのレベルにあるかどうかの自信もない。だから、その事を考慮されてのおつき合いをお願いする。

 なお、自宅のデスクトップパソコンを駆使し、全くの個人的な思いつきに過ぎない私論を綴っていく意味から、『「邪馬台国」机上の(デスクトップ)私論』と表題を設定した。また、ネット調査・推敲などにより、掲載が極めて不定期になるので、ご了承願いたい。

 このつまらないであろう「私論」が、万が一でも真の「邪馬台国」「卑弥呼」などの比定に、貢献できれば一考古学ファンとして、これ以上の幸せはないだろう。



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